2011年2月6日日曜日

第二章 堕 落 論.赤色(核心的内容)第四節 より

第三節 愛の力と原理の力および信仰のための戒め
(一)愛の力と原理の力から見た堕落
(二)信仰のための戒めを下さった目的
(三)信仰のための戒めが必要な期間


第四節 人間堕落の結果

(一)サタンと堕落人間
(二)人間世界に対するサタンの活動
(三)目的性から見た善と悪
(四)善神の業と悪神の業
(五)罪
(六)堕落性本性

(一)サタンと堕落人間

堕落した天使長ルーシェルを、サタンと呼ぶということについては既に述べた。ルーシェルと人間始祖が血縁関係を結び、一体となったので、サタンを中心とする四位基台がつくられると同時に、人間はサタンの子女となってしまったのである。

彼らが未完成期において堕落し、サタンを中心とする四位基台をつくったので、この世界はサタン主権の世界となってしまったのである。

(二)人間世界に対するサタンの活動

サタンもその対象を取り立てて、相対基準を造成し、授受作用をしない限り、サタン的な活動をすることはできない。サタンの対象は、霊界にいる悪霊人たちである。そして、この悪霊人たちの対象は、地上にいる悪人たちの霊人体であり、地上にいる悪人たちの霊人体の活動対象は彼らの肉身である。したがって、サタンの勢力は悪霊人たちを通して地上人間の肉身の活動として現れる。

(三)目的性から見た善と悪

人類歴史は数多くの闘争と革命を重ねながら、本心が指向するこの絶対的な善を探し求めて流れてきたのである。

(四)善神の業と悪神の業
(五)罪

罪とは、サタンと相対基準を造成して授受作用をなすことができる条件を成立させることによって、天法に違反するようになることをいう。その罪を分類してみれば、第一に原罪 第二に、遺伝的罪
第三には、連帯罪 第四に、自犯罪

(六)堕落性本性

天使が神に反逆して、エバと血縁関係を結んだとき、偶発的に生じたすべての性稟を、エバはそのまま継承したのであり、こうして天使長の立場におかれるようになったエバと、再び血縁関係を結んだアダムも、またこの性稟を受け継ぐようになった。そして、この性稟が、堕落人間のすべての堕落性を誘発する根本的な性稟となってしまったのである。これを堕落性本性という。

堕落性本性を大別すれば、次の四つに分類することができる。
その第一は、神と同じ立場に立てないということである。
第二には、自己の位置を離れるということである。
第三は、主管性を転倒するということである。
第四は、犯罪行為を繁殖することである。

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