2014年5月18日日曜日

霊界の実相と地上生活・第一章 真のご父母様に捧げる文


一、 真の御父母様

   「父母様、小生の手紙をお受けになり、慰められますように」と祈られて、語り始められた。

 父母様、これまで玉体御健勝であられましたでしょうか。小生、相軒が涙で親不孝のお許しを願います。御苦労なさる父母様の前で、先にここに来るようになり、申し訳なさを禁じえないのでございます。

 これまで三百六十万双国際合同祝福式を完遂なさるために、連続する御苦労、この子はよく存じております。ここ天上でも、階層ごとに食口の幹部たちが回りながら、皆が大変努力しております。地で苦労しておられるので、ここ天上は私たちが整理して伝道しょうと努力しますが、根本は父母様が来られてこそ、まとめられるようでございます。御苦労なことを再び負わせてしまうようで、申し訳なく思うのでございます。

 天上の祝福式は、お父様がなさるべきことですが、多くの人たちが待機しており、期待しております。私どもは、地獄の門が開かれて、解放の喊声がわき起こるであろうと講義して回っています。私どもが最善を尽くして活動したと言いますが、お父様の前には何でもなく、ただお父様の御苦労を少しながら軽くしてさしあげるためでございます。

 お父様!小生が地上にいるとき、地上人たちが霊界の事実について質問すれば、口がふさがりました。学術セミナーのたびに、霊界について質問する人たちがいましたが、明快に答えられなかったのです。また、私自ら解くことができなかった謎のような問題が、霊界の事実でした。そしてついに地上で霊界論を整理できず、ここに来るようになったのです。

 それで、小生がこの国に来て、霊界の事実を詳しく整理して、地上に送ろうとするのは、第一に、地上に生きているすべての知性人たちの気がかりを解いてあげたいからであり、第二に、食口たちの地上の暮らしを助けたいからであり、第三に、父母様の困難を少しながら助けてさしあげたかったからでございます。先に来た罪責感のためでもあるのでございます。

 お父様!これまで、この小生が無我夢中で霊界を回りました。あちらこちらをくまなく探し、把握しょうと努力いたしました。今、私の努力を尽くして把握した内容を、地上にお送りしますので、誤った部分があれば、しかってくださいませ。

 これは、霊界の事実を明らかにすることで、食口たちに助けになることを願う心のためでございます。

 また、父母様が天上に来られれば、霊界を整理なさるのに、あまりに御苦労なことと存じ、地上人たちが罪を犯さずに来ることを願う心のためでございます。

 そして、神様がおかわいそうだからでございます。

 お父様!この幸福な所にお送りくださり、心から感謝申し上げます。親不孝な子に下賜された、「福人」という称号、実におそれ多いことでございます。許してくださった、私の地上の人生を、今整理しましたので、永遠の国であるここ天上で、熱心に地獄解放のために奮闘努力いたします。

 お父様、お母様!私たち夫婦、父母様の恩寵で良い所で楽に過ごすことをお許し願い、敬礼をお捧げいたします。長生きしてくださいませ。

 一九九七年八月二十一日
相軒拝

二、 愛する食口たちへ

 愛する食口たちに捧げます。

 愛する食口の皆様。どんな言葉をまず書くべさか……。誰も避けることのできないここ、誰もが行くしかない天道のこの道……。天上に来てみると、食口の皆様があまりにも思い出されます。どのようにすれば、天法に引っ掛からずに無事に通過して、皆神様の所に真っ直ぐに来ることができるか、と腐心しています。

 霊界の法に一度引っかかれば、容易に解くことができず、この永遠の国に来て、また苦労するようになります。食口の皆様、これまでどれほど御苦労が多かったでしょうか? 永遠の世界であるここ天上に来られたのちには、苦労から脱すべきでしょう。永遠の暮らしのために、瞬間の苦労を避けないでほしいとお願いしたいのです。良く生きなければなりません。誤って生きれば後孫が代わりに蕩減しなければならず、父母様が霊界を整理なさるとき、また胸の痛い事情をつくるようになります。

 愛する食口の皆様!

 私は李相軒です。「統一思想」を確立した李相軒です。私なりに熱心に霊界を観察したことを要約して、食口たちにお知らせいたします。よく読まれて、地上の暮らしをよく生きられるよう願います。そうして、神様の痛い傷をいやしてさしあげ、父母様が長生きされることを祈ってさしあげましょう。

 一句一句を皆がよく読まれるよう願います。その日その日の暮らしをチェックして生きていかなければなりません。これは先に来た食口として、助けをするためです。食口の皆様、すべての安寧を祈ります。

 

 一九九七年八月二十一日

             相軒拝


 

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